顔や首に鍼灸治療しても大丈夫?美容としての効果とは?

トンデケア

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お灸を据えている場面、鍼を刺している場面を思い浮かべてもらうと、大体は背中や腰、手足を思い浮かべるでしょう。

顔や首は表情を作ったり他者との意思疎通で常に動かす場所ですし、冬でも人目につくことが多い場所です。

 

顔や首に鍼灸の治療をしても本当に大丈夫なのか、今回はこの疑問についてみていきましょう!

 

首に対する鍼灸治療

首に施す鍼灸は、美容よりも寝違いや首こり腰痛、関節痛、神経痛などを解消するための治療がほとんどだと思います。

うつ伏せの姿勢だと、うなじの髪の生え際耳の後ろから肩までの範囲で鍼治療が行われます。
仰向けになると、こめかみや耳の周辺から首の両側を通って鎖骨のくぼみまでの範囲で鍼をしてもらえます。

この範囲の中での鍼治療は、後頭部から首・肩にかけて繋がっている筋肉に対して鍼刺激するもので、主に肩こりや首こりの治療が目的になっていると思います。

首ではないですが、髪の毛のある後頭部側頭部頭頂部(まとめて頭部)にも鍼治療は行われます。

特に頭頂部や側頭部は全身の神経系を調節するツボがあることから、内臓系や手足の不調を治療する時にも遠隔治療として鍼を打つことがあります。

首は温冷感覚に敏感なので、ここに直接お灸を据える時は体に据えるものより熱感の弱い、低温のものが使われるでしょう。

 

顔に対する鍼灸治療

顔に施す鍼灸は治療のためと、美容のための両方があります。

顔の中でも目の周囲や頬、口あたりにはツボが多く存在していて、それらのツボに治療目的と美容目的の両方で鍼灸治療が行われます。

肩、腰、背中の筋緊張を緩和するため、乱れた自律神経を整えるため、全身にあるすべてのツボを使って治療する時には眉頭目尻ほかのツボにも鍼を刺します。
また、顔面神経痛(三叉神経痛)のように顔そのものに存在する疾患を治療するときにも顔に鍼灸治療を行います。

美容目的の鍼灸の場合は、表情筋を刺激してその働きを活性化しようとするので、治療目的の鍼灸治療に比べると、使う鍼の本数は多くなります。

表情筋の活動を活発にすることで、顔が引き締まる、まぶたがぱっちり開く、シワが浅くなるなどの効果が得られます。

顔は全体的に皮膚や筋肉は薄くて、すぐ下には頭蓋骨があるので鍼が深く刺さってしまうような心配はいりません。

また、顔に据えるお灸は皮膚と筋肉が薄く、熱はすぐに伝わるのであまり温度の上がらないお灸が使われることと思います。

 

鍼灸の美容効果

部位によらず、どの筋肉でも鍼灸治療を受けると疲労物質は取り除かれて、低下していた筋肉の伸縮活動が元に戻ります。

治療を行なった部位周辺や全身の新陳代謝も活性化するということです。

いずれの効果も刺激によって血流が増大し、細胞に必要な栄養が隅々まで行きわたるようになります。

このような効果を顔の表情筋や肌に当てはめると、緩んだ表情筋が引き締まってシワが浅くなったり、表情のリフトアップが期待できます。

そして顔の肌の新陳代謝が活発になるとハリ・ツヤ、血色が戻ってくるでしょう。

鍼灸で期待できる効果を顔に適用すると、結果的に美容に結びつくということです!

 

鍼やお灸を顔、首にするのは心配

顔、首だけでなく全般に鍼を刺す深さは数mm程度で、奥にある臓器や器官に傷をつけるようなことはありません。

また、鍼を刺すときの痛みは日本鍼を使っている限り、刺さる感覚もないぐらい痛くありません。

お灸では燃えるに従って徐々に熱くなるようなことはありませんし、熱すぎて火傷の跡みたいなものが残ることもありません。感覚が敏感な顔や首の鍼灸治療も同じです。

ただし、顔や首に鍼灸治療する際、鍼が神経に当たってしまうことと、気胸が起きてしまうことの2点について、その可能性もあるということを気に留めておいてください。

顔には運動神経と感覚神経がびっしりと張り巡らされているので、それらの神経を直接針で刺してしまうと一時的に神経麻痺神経鈍麻が起きるかも知れません。

首ですと、鎖骨のやや上、少し窪んだエリアの奥には肺の上端があり、ここにうっかり深めに鍼を刺すと肺に穴を開けて(気胸)しまうことになります。

自然に塞がることもありますが、数日は息苦しい呼吸になります。

 

鍼の効果を自宅で試す

上に書いたような危険に実際に遭遇することは滅多にありません。

ですが、これを理由に鍼灸治療院に行かない人はそれなりの人数います。

鍼灸治療に興味はあるが、やはり恐怖が拭えないという人のために、鍼を使わずに同様の効果が得られる、という商品もあります!

こちらの商品は、治療院に行く必要はなく、自分でできますよ!

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刺激したいツボに直径1.5mmの特殊金属粒を押し込み、圧刺激と金属反応で各ツボに対応した生体反応を引き出します。

肌との金属反応も利用しているので金属アレルギーがある方には注意が必要ですが、これを使うことの利点として、

鍼や粒は体に刺さらない
自宅でできる
貼っていることが目立たない
顔、首だけでなく全身に使える

があります。

顔、首だけでなく手足や体にも貼ることができるので、美容だけでなく鍼灸治療が一般的に行なう身体的精神的緊張や疲労の除去ホルモンバランスの調整効果も期待できるそうです。

 

まとめ

顔も体の一部として治療や体調を整えるために必要なツボは多数存在しています。

美容はもちろん治療においても顔と首は重要な部位なのです。

顔や首は隠しにくい部分だからこそ心配も大きくなりますが、体の他の部位と同様、痛みや熱さ、跡が残らないかどうかなどについて特別に心配する必要はありません。

鍼が刺さることにどうしても拒否感が拭えない方には、後半に紹介した商品を試してみることもオススメします。

自分でツボを探すとなると合っているのか外れているのか自信がなくなりますが、そんな時は少しずつずらしてみて、やや気長に効果を期待してくださいね!