鍼灸治療院を上手に選ぶ方法!おすすめポイントは?

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鍼灸治療を受けることに興味はあるものの、どんな先生なのか、どんな治療なのか見当がつかず、躊躇してしまうという人は少なからずいらっしゃると思います。

初診で行くなら病院の方がまだ気負わずに済むかも知れませんね。

今回は、自分に合いそうな鍼灸治療院を自力で探す時、重視すべき点・避けた方がいい点など選び方のポイントをみていきましょう!

 

鍼灸治療院の形態

病院に併設されている鍼灸治療所、整骨院(接骨院)と一緒になっている鍼灸整骨院(鍼灸接骨院)、単独の鍼灸治療院の3形態があります。

鍼灸治療所

病院に併設されている鍼灸治療所の場合、治したい症状に関してまず医師の診察を受けることになり、医師の判断で治療方針が決まります。

もちろん患者の方から鍼灸治療を受けたいと申し出ることもできますが、医師の判断次第なので鍼灸治療を確実に受けられるという保証はありません。

鍼灸整骨院

鍼灸整骨院であれば、鍼灸治療を受けたいといえば受けられます。

ただ、どのような症状でも柔道整復師が行なう手技療法(マッサージ)電気治療ローラーベッド等も併せて受けることになると思います。

鍼灸治療だけを受け付けてくれる鍼灸整骨院は少ないかもしれません。

また鍼灸治療にかける時間は鍼灸治療専門の治療所よりも短い場合がほとんどでしょう。

鍼灸治療院

鍼灸治療専門の治療所だと問診や検査(視診や触診)、治療はすべて鍼灸治療の方法に則って進められます。

一回の治療に最も時間をかけてくれるのが鍼灸治療専門の治療所です。

料金は完全実費となることがほとんどで、先の二つの治療所よりも割高になります。

 

選ぶとき確かめたい項目

病院や鍼灸整骨院では、鍼灸師以外にも医師や柔道整復師が治療に関わってくるので、鍼灸治療の効果だけでなく薬の効果マッサージ電気治療の効果も加わります。

しっかりとした鍼灸治療を受けてみたいと思われている方は鍼灸専門の治療所を探して選ぶのが最も適切でしょう。

鍼灸治療院に出向いてみても店先でわかることは治療院の名称と電話番号ぐらいでしょうし、付け加えられていても受付曜日と時間ぐらいだと思います。

より重要で、できるだけ事前に確かめておきたい項目を以下にいくつか挙げます。

治療院の衛生面。鍼を使い捨てにしているかどうか。
料金体系。わかりやすい料金設定になっているか。
施術時間。短かすぎたり、長すぎたりしないか。
先生の数と人柄。一人か数人在籍か。

衛生面について

鍼を使い回すと感染症にかかるリスクが格段に上がります。

現在は使い捨て鍼が主流になっていますが、古くから(または高齢)の先生の中には鍼を消毒して使いまわす人もいると思われます。

感染症のリスクを下げるために消毒より使い捨てを選びたいです。

さらに鍼を刺す前に肌を消毒してくれるかどうか施術者の手指消毒が行き届いているか、も大事です。

料金体系について

最低限の治療に必ずかかる料金、オプション的に治療に加えたり外したりできる料金についてそれらの種類と金額を把握しましょう。

施術時間について

鍼灸専門の治療院では問診から施術終了まで一回あたり、平均的には60〜90分ぐらいだと思います。

30分ほどだと治療にかける時間が短くて、効果が出にくくなります。
120分前後やそれ以上の時間だと鍼灸の刺激に体が疲労してしまいます。

先生の数と人柄について

まず人数ですが、院長先生が一人で経営されている治療院では入るだけでも敷居が高く感じられます。

反面、一人で経営していくだけの経験と実力が備わっているので治療の信頼性は高いです。

複数の施術者で対応している治療所では、中に経験の浅い鍼灸師がいるかも知れません。

また、治療院を選ぶときの最重要ポイントは先生の人柄だと考えます。

その理由は、鍼灸治療が鍼とお灸だけで先生と患者の一対一で行われるからです。

人として信用しにくい点のある先生に治療を受けると、どうしても効果を信用する気持ちも低めになるのが人情でしょう。

 

治療院を探す

鍼灸治療院の看板はおとなしい作りになっていて、注意して探さないと見過ごしてしまうことも多いです。

なので、すでに存在を知っている治療所があればそこだけでなく、自宅・職場のある地域で他にもないか電話帳なりネット検索で探してみましょう。

ホームページが公開されている治療院だと、内装や設備、料金と院長の自己紹介や治療方針などが書かれていると思います。

院内風景や治療の進め方、親切なところは料金も公開していると思います。

設備に関しては電話でもある程度確認できると思うので、治療料金や治療の流れと時間と一緒に聞いておきましょう。

口コミ情報があると治療所探しにはだいぶ有利です。

周囲の人の口コミを得ることができれば、先生の人柄や効果の大小など情報収集に大いに役立つはずです。

 

治療院の選び方

ホームページや電話で料金や治療の進め方と施術時間、設備などを確かめました。

その際にこれら以外の情報もいくつか得られたと思います。

料金面、時間的条件や雰囲気から、なんとなく治療院に優先順位がついているのではないでしょうか。

これに最重要ポイントだと考えている「先生の人柄」も加えて治療院を選んでいきましょう。

先生の数はともかく、人柄がホームページから分かるのかと疑いたくなりますが、その手がかりを掴むために院長ほか施術者のプロフィールや自己紹介を読んでみることをお勧めします。

電話の場合、電話口での相手の話し方から相手の人柄や「なんとなく大丈夫そう…」の感覚の有無を掴めるのではないでしょうか。

 

逆に選ばない方がよい治療所について

ホームページ上のキャッチフレーズでも、電話での会話の中にでも、「確実に治ります」とか「何でも治る」、「一度で治る」など治療の効果を強調している言葉が入っている治療所は注意が必要です。

また、病院や他の療法に否定的意見を述べる先生も要注意です。

ホームページの自己紹介やプロフィール、電話での会話中にそのような言葉が入っている場合もあれば、実際に治療を受けるようになってからそのような言動を目の当たりにすることもあります。

鍼灸治療効果を強調したり、他の療法を否定する先生は自信過剰になっています。

鍼灸治療の限界もあれば、現代医学が有利な分野もあります。

患者の細かな体調変化に気づかなかったり、話しても耳を傾けない先生かも知れません。

治療を受けるようになってからこれらのことが分かってきた時は早めに別の治療所に行きましょう。

もう一つ、治療日程をいつまでも詰めるよう強制する治療院も避けたい所です。

症状が急性であれば最初の4週ほどは詰めることもあり得ますが、2〜3ヶ月経過しても日程の間隔が広がらない場合は気をつけましょう。

 

これから探す人へ、おすすめポイント

事前に情報を集めても、「百聞は一見にしかず」です。

最初から絞り込まず、「いいかな」と思う所から順に、1、2度試すぐらいの気持ちで受診してみましょう。

ここまででいろいろな条件や選択基準をお話ししてきました。

結局どの治療所が良いのか逆に混乱してしまった方は時間的・料金的に利用しやすい治療所に行ってみましょう。

その上で、自分が困っている症状について、自分の体がどのような体になりたいのか、こちらの話をちゃんと聞いてくれる、そして医学的見解や鍼灸の治療方法、治療期間などについて説明してくれる先生だったら通ってみる価値は十分にあります。

鍼灸治療は一対一の治療で、半分はコミュニケーションや信頼で成り立っている治療です。

先生と患者のコミュニケーション・意思疎通が双方向にスムーズにできるかどうかが良い治療所かどうかを見分けるポイントです。

参考元リンク

 – おすすめ鍼灸院の選び方

 – 失敗しない鍼灸院の選び方