膝の痛みで内側が腫れている場合に考えられる原因・疾患は?予防法と対処方法をご紹介

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

膝 脚 痛み

現在、膝が痛くて腫れている、または、過去に痛みや腫れを経験をされた方は非常に多くいらっしゃると思います。

若い方ではスポーツによる怪我などで、中高年の方では加齢によって膝が痛く満足に歩けなかったりと本当に辛いですよね。
その痛みがある方に把握してもらいたい事は、「膝の内側に痛み」があるのかということです。

膝の内側の痛みや腫れの原因は様々ですが、疾患による特徴的なものが関係していることがあります。

そこで、膝の内側が腫れて痛みがある場合に考えられる病気・疾患予防・対処方法をご説明していきたいと思います。

痛みで考えられる疾患

病院

膝の痛みの病気は非常に多いですが、ここでは多く見られる6種類の疾患を説明していきます。

歩き初めの膝内側部の痛み【変形性関節症】

中高年以上の方で、歩き初めに膝の内側が痛いという方は、この「変形性膝関節症」の可能性がとても高いです。

中高年の膝の痛みの約8割が変形性関節症と言われており、膝の痛みを説明する上では外せない疾患の一つとされてるので、割と身近な疾患とも言えます。

チェック・ポイント変形性関節症とは、

関節の間にある軟骨がすり減ることで関節がなめらかに動かなくなります。

軟骨がすり減り続けると関節の骨までもすり減ってしまい炎症を起こし、痛みが生じてしまう疾患です。

進行すると膝がO脚に変形し日常生活に支障が出てくることもある疾患でもあります。

また、肥満女性に多く発生するため中年以降の女性の方は気をつけておきましょう。

膝の内側に圧痛【内側側副靱帯損傷】

サッカーラクビーバスケットボールなどのコンタクトスポーツに多くみられる疾患です。

急な方向転換や接触などで膝の内側に強い外力が加わり靱帯が損傷しやすいです。

特に、膝を内側に曲げている状態で衝撃が加わると損傷しやすく「膝のねんざ」と言われるほど、膝の靱帯損傷では多いです。

内側側副靱帯を損傷すると、高い割合で半月板も損傷してしまいます。

内側側副靱帯とは

内側側副靭帯とは、膝関節の内側を補強している靱帯のことです。

簡単に言うと、関節の安定性に役立ってくれています。

この他には、外側側副靱帯前十字靱帯後十字靱帯などが膝には存在し、膝関節を補強しています。

靱帯は関節の安定性に重要で、初期の段階で適切な処置が行えていないと、関節自体が不安定となり力が入りにくくなり日常生活に支障が出る方もおられます。

そのため、初期の段階で適切な処置をしっかりと受けるようにして下さい。

膝のひっかかりや伸ばしにくい【半月板損傷】

膝を伸ばしたときの引っかかりや、水がたまっているロッキング現象などの症状があるという人は「半月板損傷」が考えられます。

スポーツや事故などで膝に強い衝撃が加わることで発症するのが一般的ですが、仕事などで膝を酷使している人や、加齢での変性により生じることもあります。

また、変形性関節症や内側側副靱帯損傷の合併として起こることが非常に多く膝の水もたまりやすいです。

半月板とは

膝関節の間に存在し膝関節の衝撃を和らげ、膝関節の安定作用の働きがあります。

膝の内側外側に一枚ずつあり、内側半月板外側半月板に分けられます。

特に、内側半月板は損傷しやすいです。

ロッキング現象とは

上記の半月板損傷の症状の一つであるロッキング現象についてご説明します。

チェック・ポイント損傷した半月板が膝関節内に入り関節に挟まってしまうと膝を伸ばしたり、曲げたりすることが突然できなくなり膝がロックされたように固まってしまう現象のことです。
この現象で特に辛いのが痛みです。

ロッキング現象は一過性のものが多いですが、一度なってしまうと悪化し続けます。

ロッキング現象が起きている時点で軽度とは言いにくいですが、重症化なると手術が必要になるので早期受診してください。

曲げたときの膝の痛み【鵞足炎(がそくえん)】

膝を曲げると、時に膝の内側に痛みがあったり、太ももの内側の筋肉が張っているように硬い人は「鵞足炎(がそくえん)」の可能性があります。

鵞足(がそく)とは

膝関節の内側には、

縫工筋(ほうこうきん)

半腱様筋(はんけんようきん)

薄筋(はっきん)

の3つの腱が集まった部分がガチョウの足の形に似ているため「鵞足(がそく)」と言います。

鵞足部はランニングなどのオーバーユースでよく起こり、硬くなった腱と腱がすれて痛みが出ます。

また、中高年で、慣れない運動をした方などに多く発症します。

チェック・ポイント膝関節の内側の下部分を押すと痛みがある場合や、太ももの内側の筋を伸ばすと膝に痛みが生じるのが特徴的です。
鵞足炎は、何もしなくても治ることがほとんどです。

しかし、痛みを我慢して運動し続けると慢性化してしまいますので、そうなる前にストレッチを行なって早期治療を心掛けてみてください!

意外と多い【疲労骨折】

膝(脛骨)の疲労骨折は27%と高く、足の疲労骨折の次に多い好発部位とされています。

慢性的な膝の痛みがあり、運動時に痛みがあるのが特徴的で、痛みの部位は鵞足部と同じ場所に現れることが多いです。

さらに疲労骨折はレントゲンでの骨折線が移らないことがあり、発症から2~3週経ってから骨折線が確認できるようになるため鵞足炎と間違えて診断されることも多いです。

急な膝の激痛【大腿骨内顆骨壊死】

歩行の際、急に膝に激痛が起こる場合は要注意です。

大腿骨内顆骨壊死(だいたいこつないかこつえし)」が考えられます。

60歳以上の女性に多く発症し、名前のとおり大腿骨という骨が壊死する病気です。

激痛を伴うことが多いですが、レントゲン上では初期症状を見極めるのが難しいため変形性膝関節症と謝って診断されることもあります。

大腿骨内顆とは

膝関節を構成する大腿骨の骨の一部です。

発生する原因として、大腿骨内顆の血流が制限されるステロイドの連用骨が弱くなっているところに力が加わり続けるなど言われていますが、詳細は不明となっています。

初期の段階では保存療法が選択され、注射を使用して痛みを止めたり、骨を強くするような療法を用いります。

重度になってくると、手術が必要となり人工関節が治療方法となるため初期の対応がとても重要です。

膝に水がたまる原因

膝の水とは「滑液」というものが過剰に分泌されるため、水がたまったように腫れるのです。

滑液の働きとして、

関節の動きを助ける潤滑油

軟骨の栄養

関節の安定性

関節の衝撃吸収

があり、何らかの原因で滑液の作用に異常が起こり、働きを補おうと滑液が過剰に分泌されるのです。

過剰に分泌された滑液は関節内圧が高くなるため、痛みがさらに強くなり悪循環となってしまします。

たまっている水が少ない場合は自然に体の中に滑液が吸収されます!

しかし、大量の滑液がたまっていると注射などで直接水を抜く場合もありますので診てもらいましょう。

膝が痛いときの対処法

股関節・関節・脚

痛みを感じ始めたら、何より早めに対処することを優先させてほしいと思います。

そのうち治まる」、「まだ大丈夫」などと思い込むことは悪化にも繋がってしまいかねませんので、膝が痛い時に簡単にできる対処方法を押さえておきましょう!

早期の病院受診

膝が痛いときは上記で説明しましたが、様々な原因が考えられます。

手遅れになる前に整形外科を受診することをお勧めします。

痛みが続くと不安やストレスにより体の正常な機能が損なわれることもあります。

治療が必要ないレベルでも原因がわかるだけでストレスが取り除けますので早期受診をしましょう。

筋力訓練

膝痛の予防方法として筋力訓練は推奨されています。

膝周囲の筋肉を鍛えることで関節の負担を軽減することが可能ですし、関節の不安定を筋肉で補うこともできます。

しかし、痛みが強いときは無理しないように注意することや正しい方法で行なうようにしてください。

冷やす

膝が痛く、腫れ熱感があるときには冷やしてください。

特にスポーツや転倒などの受傷機転が明らかな場合は積極的に冷やして様子をみましょう!

サポーター

サポーターを装着することで不安定な膝を補強してくれるため痛みは軽減してくれます。

しかし、あくまでも応急処置のため、痛みがなくなったからと言って無理をすると悪化する恐れがありますので、なるべく根本的な解決をおすすめします。

ストレッチ

変形性関節症や膝周囲の筋肉が硬くなりやすく可動域制限につながりやすい鵞足炎の時には積極的にストレッチを行うようにしてください。

靭帯損傷の場合で膝のストレッチを行うと靭帯が伸びてしまい安定性が低下してしまうので注意してください。

日常生活での注意点

ストレッチ 運動

普段の生活の中で、特に気を付けておきたい注意するポイントを把握しておきましょう!

運動前に準備体操

健康のため運動したら膝が痛くなった話は、中高年の方の間で多く見られます。

必ず準備体操を行い筋肉や関節をほぐしてから運動するようにしてください。

また、運動量にも注意しておくことが大切です。

膝が内側に入らないようにする

立つ時に膝が内側に入っている方が多く見られます。

膝が内側に入ると、立つ時は楽に立つことができますが膝に負担がかかっています。

ですから、立つ時には膝が内側に入らないように注意してください。

注意していても膝が内側に入ってしまうのであれば、膝の筋力が低下している可能性があります。

体重管理

人は歩く時、膝関節に2~3倍の体重がかかると言われています。

そのため、体重が重い人は関節にかかる負荷は必然的に多くなるため、痛みが出やすくなります。

体重を落として膝の痛みが解消された方もいらっしゃるので、対処法の1つとして体重の管理を頑張ってみるのも良いですね!

まとめ

筋トレ・運動

膝の内側の痛み・腫れ」について考えられる疾患予防対処方法をまとめまてきましたがいかがでいしたでしょうか?

聞いたことのない疾患も中には出てきたでしょうが、実際には非常に多く見られるものばかりです。

不安になられた方もいらっしゃるでしょうが、これらの病気は「予防」することもできます!

もし、痛みや腫れが現れてしまっても早期発見によって重症化しないまま上手く付き合うことも夢ではありません。

手遅れになる前に違和感を少しでも感じたのであれば、早めに整形外科を受診するなどした上で悪化させないようにしたいものですね!

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする

トンデケア