何かの拍子に、「痛たたっ!」立ったり座ったりや、歩くのにも膝の関節が痛くなり、元気がなくなってしまうことって、ありませんか?
外へ出るのだって、家事をするのだって、痛みがあると、動くのがおっくうになります。

膝・関節痛があるとき、どんな痛さやタイミングで病院へ行くべきか、また何科を受診するのか、などの情報をご紹介いたします!
関節痛はなぜ起こる?

私たちの体にはさまざまな関節がありますが、その中でも、膝の関節は歩くためにとても重要な関節ですね。
その膝関節が腫れて痛む場合、
などといった、さまざまな原因となる疾患(病気)が、隠れている場合もあります。
そうでない場合に、加齢にともなって、特に中年以降に多発する関節の痛みは、関節自体が長い年月掛けて少しずつ変形していくことにより、また、骨と骨の結合部分にある軟骨同士が擦り減っていくことにより、骨と骨がかみ合っている関節面の摩擦が激しくなるために、起こるものが多くみられます。

この場合は、「必ずしも腫れていなくて、痛みだけが強い」ということも多くあります。
膝が痛い!歩けない!?膝関節痛の悩み
膝関節には、関節面にクッションの役目を果たす、「半月板」と呼ばれる軟骨組織がありますが、それらも加齢に伴ってどうしても擦り減っていきますので、老齢になると膝の痛みを訴える人はたくさんおられますね。

杖をついて歩いておられる場合は、おそらく膝関節か、股関節の痛みがあるからではないでしょうか。
片方の足の痛みであれば、このように、杖をついて歩行が可能ですが、両方の足が痛む場合には、車椅子を使わないと、移動できなくなることもありますよね。
膝の関節は、それほどに歩くという機能に不可欠なものですから、痛みがあると日常生活がとたんに不便に感じられてしまいます。

では、その膝関節の痛みは、どの程度になると病院を受診したらよいのでしょうか?
痛みはあるが受診すべきかわからない・・・

膝が痛くなるのって、何かはっきりした原因のような出来事が、思い当たるときばかりではないですよね。
年を取ってくると、「あれ?」と思うような、ごく普通に生活している中で何かの拍子に、例えば、ちょっと長く座っていて立ちあがった瞬間や、床に座っている時に電話が鳴って急に取ろうと立った瞬間、など、何の気なしにとった行動がきっかけで起こります。

それはきっと加齢によるものですが、だからこそ余計に病院へ行くべきか悩んでしまいませんか?
事故などのあと、腫れて痛むならすぐに異変を感知して行動も早く起こせますが、加齢でとなると、病院へ行くのを戸惑うものですよね。
また、慢性的に痛みが出たり、少しずつ痛みが増していったりするので、タイミングがわかり辛くもありますね。
こんな時には病院へ!でも何科を受診するの?

重要なのは、痛みのレベルです。
歩行という私たちの日常生活に欠かせない活動が、「円滑にできるかできないか」が大切ですよね。
少し痛むけれど「湿布を貼ったり」、「痛み止めの塗り薬を塗ったり」、痛みが強い時は、「痛み止めの内服薬を飲んだり」して、何とかなっている場合、もしくは数日したら気にならなくなるというレベルであれば、まだ受診しなくても頑張れそうですよね。
他にも、「サポーターを装着して膝の関節の負担を軽くしてあげる」という方法もありますし、もし、杖を持っていれば痛い時にだけ使ってもいいでしょう。
そのとき、腫れている関節周囲が、熱を持っている場合には急いで受診することをおすすめします。

何らかの原因で、炎症反応が起きていることが考えられるからです。
まずは整形外科へ!
では、「いざ、受診しよう!」と思ったら、何科を受診したら良いか、とくに今までに、骨や筋肉のそういった症状で病院にかかったことがなければ、意外に想像もつかないものですね。


かかりつけ医があれば、そちらに相談して、「整形外科」に紹介状を書いてもらいましょう。
また、直接、お近くの総合病院の中にある「整形外科」や、個人で経営されている「整形外科」を、直接受診しても大丈夫ですが、行く前に電話で問い合わせるのがおすすめですよ。
病院によって、初診(初めての患者さんが診察してもらう)の曜日が決まっていることもありますので確認してみるといいでしょう。
まとめ
歩くためには不可欠な膝関節が「動かすたびに痛い」、または、「じっとしていても痛い」なんて、日常生活も妨げられ不便ですね。
しかし、どのタイミングで病院を受診していいのか悩むものです。
そこで、膝の関節が痛い時、原因としてどんなことが考えられるのか、そして、どんな痛みや症状だと受診を考えた方がよいのか探ってみました。

腫れがある場合には、まず一度受診を考えた方が良いですし、腫れた部分が熱を持っていたら受診を急いだ方が良いでしょう。
腫れがない場合で、たとえ加齢によるものでも、痛みが激しかったり、シップや痛みどめなど自力で対処してもずっと続くようなら、我慢を続けずに一度受診してみることも考えましょう。
最後に、受診を遠慮してしまう方や痛みを諦めてしまう方がおられますが、心労を溜めるよりも、一度だけでも、また定期的にでも「整形外科」を受診して心の安心薬をいただくのも悪くないですよ。

痛いのに行けない人も、勇気を出してぜひ受診してみてくださいね!