ひどい肩こりを解消・緩和するなら整体や整骨院に行くべき?違いを比較!

トンデケア

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多くの人が経験したり悩まされたりする肩こりですが、健康グッズや肩こりに効きそうな市販薬を買ってきて、色々試してみるも自己流ではどうやっても解消することが難しいひどい肩こりもあります。

病院に行けば薬や湿布をもらえますが、今回はひどい肩こりの場合整体整骨院に行くべきか、違いの比較、解消・緩和してもらえるのかを見ていきましょう!

 

整体(整体院)とは

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姿勢や動作の良し悪しに大きく影響する背骨や骨盤、肩甲骨などにゆがみやズレがあるかどうかを判断し、手技でそれらを正しい位置に戻して体の不調を取り除く。」というのがどこの整体に行っても共通する方針でしょう。

しかしながら、整体師養成施設での教育レベルはバラバラで、施術技術も施術者によって大きくばらついているのが実際のようです。

文字通り肩こりの痛みをスッキリ解消してくれる整体師もいれば、さらに症状を悪化させてしまうような整体師も中にはいます・・・

整体師の知識や技術にバラツキがあるのは、養成施設も整体師としての認定も全てが民間団体によるもので、行政による統一基準やルールがないためです。

利用料金も設定基準がなく、数千円から数万円と場所によって大きな開きがあります。

整体(整体院)を利用しようとするときには、どこを利用するか慎重に選ぶ必要がありますのでいくつか候補を挙げておきましょう。

 

整骨院(接骨院)とは

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こちらは柔道整復師法という法律があって、養成施設の設置基準や教育内容、教育時間についてきっちり定められています。

最終的には国家試験を受験して国家資格を得るので、どの整骨院に行っても一定以上の知識と技術レベルは保証されます。

ただ、施術内容に関しても法律で認められているものと認められていないものがあります。

認められている施術

認められている施術

チェック 捻挫

チェック 打撲

チェック 挫傷

チェック 骨折

チェック 脱臼

に対する施術で、これらの施術には健康保険も使えます。

認められていない症状

認められていない症状の代表が慢性の疾患です。

関節痛も半年〜数年にわたって続いているものは慢性疾患とされる場合がほとんどです。

肩こりそのものの処置についてはどの整骨院でも要相談となりますが、痛みや痺れが出た場合であればその発生状況次第で健康保険を使った施術を受けられるようにもなります。

健康保険が使える施術になると負担金額は整体院より小さくなります。

 

病院との違い

整体も整骨院も医療機関ではありませんので、レントゲン撮影や血液検査などの各種検査機器はなく、はっきりとした診断は行えません。

もちろん薬を処方することもできませんから、どうしても薬が欲しかったり診断書が必要な時は病院へ行くことになります。

徒手(としゅ)検査

整体と整骨院では機器を使った検査はできませんが、徒手(としゅ)検査という検査は行ってくれます。

例えば肩こりで肩が痛い・動かしにくいというような症状を伝えると、頭や首、肩を様々な方向に動かしたり、押さえる、引っ張るなどして痛みや痺れが出るかどうか、痛みや痺れが弱いか強いか試します。

その結果から原因の場所と状態を見極めて、注射や薬を使わない方法で解消・緩和していく方法を探してくれます。

注射や薬物投与がないので副作用や帰宅後の生活制限を心配する必要はありません。

整骨院であれば低周波治療器温熱機器などの電気療法機器は備えているので、手でほぐすのと併せて体の緊張を除去してくれます。

簡単に説明しますと、整体と整骨院は自分の体にある自然治癒力で回復できるように手助けしてくれる施設ですね。

把握しておく事

例えば、

チェック レントゲンなどの画像診断をしてもらいたい

チェック 隠れた病気があるか判断してもらいたい

チェック はっきりと診断を下してもらいたい

チェック 市販薬よりも効果の強い痛み止め薬が欲しい

など、医療機関でしか得られない情報や治療を希望しているならば、整体や整骨院に行くのは回りくどい方法だと思われるかも知れません。

注射や薬を使わない分、解消までの時間は病院に比べると長めになりますので違いを把握しておきましょうね。

 

ひどい肩こりにみられる症状

肩こり 肩 痛み

整体、整骨院、病院のどれかにかかりたくなるほどの肩こりであれば、肩が重い・固まった感じ以上の症状が出ていて、例えば痛みや痺れも出ていることと思いますし、肩や首の動作が制限されているかも知れません。

チェック 肩こりから来る頭痛や関節痛が、集中力を削がれるほどに痛い

チェック 二の腕や手指に痺れている部分がある

チェック 意思に反して力が入らない動作がある

チェック 呼吸が浅い気がする

これらのことは肩こりが酷くなるとみられる症状の例です。

いつ頃からどの時間帯に何をしていると症状が現れるのか自分で自分を観察して、解消・緩和したい症状を伝えられるようにしておくと整体、整骨院、病院いずれの機関でも検査とあわせて納得しやすい説明と施術・治療を受けることができると思います。

 

症状別、整体と整骨院と病院の選択基準

先生 医者

ひどい肩こりに合わせて現れる他の症状を自分で把握することができたら、整体、整骨院で解消・緩和してもらえるものか、それともまず先に病院に頼った方がいいのかという選択もあまり迷わなくて済みます。

チェック こわばった感じや痛みの場所が肩と首に限ったものであれば、まずは整体整骨院に相談して施術を受けることでも解消・緩和は期待できると思います。

痺れや脱力感も、気にしてみれば感じる程度であれば、まずは整体や整骨院に行ってみて数回施術を受けてみて、効果を確かめてみましょう。

チェック 前項で挙げた酷い肩こりの症例が、痺れ以外の感覚がほぼなくなった、全く力が入らない、という状態まで強く現れているようであれば病院を選んでください。

原因の場所と状態を画像診断や検査で明確に突き止めてもらいましょう。

 

まとめ

注射してほしい」、「薬をもらいたい」、「診断書を書いてほしい」、「数分ぐらいの時間で症状を解消したい」と思われているようでしたら病院をおすすめします。

薬に頼りたくない」、「病院にかかるほど大げさではないと思っている方」、「肩だけに限らず全身的な緊張を緩めたい」、「自分の姿勢や肉体的・精神的緊張とストレスが肩こりに出るのだろうと推測している方」には整体整骨院を利用してみる価値はあると思いますので、ご自身が納得される施設を探してみるのもいいでしょう!